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～”もろみ”ふう暮らしへの誘い～

みなさん、ＮＨＫ Ｅテレで放映されてる　「猫のしっぽカエルの手」という番組を御覧になったことがありますか？

京都大原でベニシアさんという方の暮らしぶりを紹介した番組です。私の憧れの暮らしなんです。

大自然の中に包まれて四季折々の移ろいの中、感受性豊かに暮らされている様がとても魅力的です。

自然界の万物からエネルギーをいただいて、あるがままの姿を尊び敬い受け入れ、自分のやるべきことを淡々とこなし、

何時も心穏やかに暮らす。

そんな暮らしを私は勝手に「もろみふう暮らし」と呼びます。

「もろみ」って・・・そう、お酒やしょうゆを作るときの過程の「もろみ」・・・諸味です。

発酵過程にあってまだ完成品でないもの。色んなものが混ざり合った中で熟成され美味しい酒やしょうゆを生み出す

もとになるもの。

日々の暮らしもそれに近いものがあると思うのです。

だから、そういう何気ない日々を大切に他人にも自分にも円やかに生きていきたいと思っています。

こんなことを書いていますが、別に哲学的思想や宗教的思想を持っているわけじゃありません。

子供のころは、宮沢賢治になりたいと思ってたこともあります。

「雨にも負けず・・・」のような人間になりたいと思ってたはずなのに、遠くかけ離れた大人になってます。

また、なんで今頃そんなことを思い起こしたかということなんですが、

実は、3年あまり前に胃がんになりました。　おかげさまで手術は成功して今こうして頑張っていられます。

私の手術の半年前に義兄が肺がんの手術をしました。

私は、病気を戦う同士のような気持ちでいました。その義兄が2か月前に他界しました。

胃がん宣告受けた時以上にショックでした。

義兄を見送りながら、せっかく繋いでいただいた命であるのに、時間を無駄に過ごしてはいけない、なにか人様のお役に立てることを

のこしていかなければと強く思いました。

決意を聞けば重たいですが、たいそうなことはないんです。

みなさん、健康で幸せな暮らしを送っていただきたいなぁ～って話なんです。

まろやかに和をもって、「もろみふう暮らし」を送っていきましょう。